日本全国四季折々、住宅業界では四季に加え梅雨を入れて五季とも呼びます。
なぜなら雨の降る季節は、住宅がもっとも傷んでいく時期だからです。
そして、その五季の気候は、日本の地域によってそれぞれ違った顔を見せます。
家づくりとは、ある種季節との戦いでもあるのです。雪がたくさん降る場所ではそれに合った家づくりを。台風のなどの多い場所にはそれに合った家づくりを行わないといけません。
当然、私たちの住む静岡では、静岡に合った家づくりを行う必要が有ります。
大手のハウスメーカーなどは、全国平均的な状況の中で平均値の家を商品として提供します。
当社では創業以来、この地域に合った家づくりの提案を行ってきました。
地域と共に六十余年の実績の中で培われてきた私たちの家づくり。
この地域に住む人に快適な暮らしをお届けします。
静岡に住む以上、考えなくてはいけないのが地震対策。
東海地震がいつきてもおきてもおかしくはないと数年前より言われています。
東海地震とは駿河湾内に位置する駿河トラフで周期的に発生する海溝型地震。マグニチュード8級と想定されるそうです。本来、地震名は発生後命名される物ですが周期性が確認されている事から発生前から「東海地震」と呼ばれているんです。
想定できている地震なんて滅多に有るものではないですが、ただ、静岡県に住む私たちは常にその対応に迫られます。
安達建設が地震に対してこだわり抜いているのが『家のバランス』と『地盤』です。
どんなことに対しても言えるのは『バランス』のよさ!(筋肉でも食生活でも・・・)
ここで言うバランスとは大きさや配色などではなく強度のバランスです。
日本最古の木造建築、法隆寺の棟梁の故西岡氏も著書でこのように書かれていました。
『建物はバランスが大事。力というのは釣り合いが崩れると弱い所弱い所へと集中する』と。
強度の面から見て、均衡のとれた建物は強いということです。
現在新築される住宅は、十数年前の住宅とは比べ物にならないほど強固につくられています。それは、度重なる災害や事件で建築基準法は何度も改正されているからです。
2000年(平成12年)の建築基準法改正において、木造住宅においては『偏心率は0.3以下であること』と規定されました。
この『偏心率』こそが建物の強度のバランスを表す指標なんです。
わかりやすく言うとゼロに近ければ近いほど強度バランスが優れていることになります。
2000年の建築基準法改正以前はこの規定がなかったため、壁の強さにだけ規定がありました。
この違いはとても大きいものです。
いずれにしても構造計算をして偏心率は0.3以下であれば建築できますが、私共安達建設は、自社設計基準でこの2分の1に当たる偏心率0.15以下の設計を行っています。
壁や柱の配置、間取りの自由度、軸組みの方法などより細やかな対応でこの値を実現しています。
この差はとても大きいもので、一般的に見て強度バランスは極めて良いというランクになります。
当然地震動に対しても有効なのです。
そして、建物の構造以上に影響を与えるものに『地盤』があります。
地盤は、家の重さを支える大事な部分です。
いくら強い家、バランスのいい家を建てても地盤がダメなら全く使い物になりません。
せっかくの家が地盤が崩れて傾いてしまったら・・・
そして、地盤の強さにより地震が発生した時の揺れ方も大きく異なります。
土壌の種類によっては液状化と呼ばれる現象も起こる可能性もあります。
安達建設では、地盤のについて家を建てる前に調査します。そのデータをもとに基礎の形状や強度、又は補強の有無を検討します。
大切な家を長く住み続けるために地盤については慎重に考えています。
もちろん土地探しのご相談もお受けしますので地盤の良し悪しもアドバイスさせていただいております。
地震が起こった後では遅いです。安達建設では、カッコ良さ、住みやすさ、生活の利便性などお施主様の希望を形にしながら耐震性を軸にお互いが納得するまで何度も打ち合わせを重ね、お施主様に安全と安心をお届けいたします。