掛川市 橋本様邸
この家は外観のデザインにこだわりました。
スッキリしたシンプルな外観は構造強度のバランスもよく、柱の配置まで綿密に計画しました。
それにより将来の家族構成の変化によるリフォームも視野に入れてプランニングしました。
内部は地元の杉材をふんだんに使い、木目や節など本物の木の香りと質感が感じられるように真壁造りになっています。
1階リビングは8帖の吹き抜けを設け広さを感じます。
将来はこの吹き抜けを利用し2階に8帖の洋室をつくることも視野に入れ、意匠的だけでなく実際の荷重に十分な強度を持った梁をかけてあります。
リビングと隣接する和室には18cm程の段差をつけてあります。
引き込み戸も高さが2.4mもある建具です。
障子のデザインはお施主様と一緒に考え、熟練の技術を持った建具職人が想いを形にしてくれました。
3本の戸は片側にすべて引き込める造りになっていて、リビングと和室をつなげて使うこともできます。
同じくリビングのTVボードです。
当初は計画にはなかったのですが、私どものご提案にお施主様もご関心を持っていただき手掛けさせていただくことになったものです。
材料は杉の一枚板で厚さは約4.5cmもあります。
あえて耳付き(皮の部分)の板を使い本物であるということをを強調しています。
内装材をすべて杉で統一することで落ち着きのある部屋になりました。
ちょうど1年。四季を通じて満足の住み心地。
多くの展示会を見たもののその時はエアサイクルの実感は検証できませんでした
すでに住んでおられる方の感想や技術的な工法を自分なりに理解していくうちにエアサイクルの家を建てる決心をしました。
素晴らしい住み心地です。梅雨時期の湿気、夏の寝苦しい夜は全くありません。
特に冬は自分勝手に取り付けたもののエアコンは全く使いませんでした。家じゅうの全部の部屋がほぼ同温度で私のような66歳にはこの住み心地と温熱の環境の良さに長生き出来そうな気がします。
床下にも空気が通い乾燥状態を保つとのこと、シロアリの心配もなく安心、安全です。
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