


安達建設の家づくり
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階段のプランニング
二階建ての家には必ず階段がありますね(当然ですが・・・)
昔の家の多くは玄関があってホールがあってそこに階段がありました。
このプランニング、絶対ダメではないですが部屋間の温度差が生まれやすいんです。
窓の配置にもよりますが通風計画も難しくなり、冷暖房費がかさみます。
また廊下も必要になり、床面積も増えてしまう傾向にあります。
近年の家づくりはコンパクトな設計で高気密高断熱、かつ通風を確保し快適性を熟慮しています。
こうなると階段の配置がキモになります。
実は階段は人が上り下りするだけのためではないんです。
階段は上下階の空間が連続しているため光や風が通ります(吹き抜けも同様)
プランニングによっては光を取り込んだり、こもった熱を排出することもできます。
ただの通路としての階段ではなく快適な家になるための階段。
いい家にはいい階段が必須です。
コレ、いいですよ
これは杉の床板のカットサンプルです。
杉は柔らかくて傷が付きやすい反面、
保温性、調湿性にすぐれており、肌触りもとてもいいです。
裸足でも冬はヒヤッとしないですし、夏はサラっとしてて寝転んでも気持ちいい!
そんなわけで万人受けしない床材です・・・
でも採用いただいたお施主様からは好評です
メリットデメリットをしっかりご理解いただければおススメの素材です。
厚さは3cm、幅は15cmで長さは4mもある正真正銘の無垢材。
本物の良さが味わえ、経年美化も楽しみな床板です。
壁や天井と違い常に触れるものだけにこだわるのもいいですね。
もちろんリフォームだってオッケーです。
吹き抜け
弊社が手掛ける住まいの多くは2階建てです。
当然階段があり、上下階がつながっています。
お施主様のご要望や立地条件の制約もありますが吹き抜けを作ることを推奨しています。
理由は快適性が向上するから!です。
上下階に空間が連続している階段室と吹き抜けを二つを利用し建物内の空気が循環させることで建物内の温度差、湿度差をなくします。
夏は熱気を排出させる通風経路になりムアっとした『熱ごもり』をなくします。
建物の中心部に吹き抜けをつければ1階が明るく、開放感が出てきます。
2階の気配が感じられたり室内でも風を感じたりできる家になります。
でも吹き抜けをつければいいってもんでもないです。
建物の形状、立地条件、開口部(窓)の配置と大きさ、季節ごとの日射など考えなければいけないことはたくさんあります。
いい吹き抜けになるか無駄な吹き抜けになるかは設計者の力量ですね
家具、作ってみました
自宅の家具を作ってみました。
窓枠やカウンターに使っているタモのフリー板と床板に使うウォルナットの端材を利用。
もちろん仕上げは自然オイル塗装。
下にはキャスターを付けて移動できます。棚には100均のトレイがぴったり入るように作ってます。
下の段はニトリの収納ボックスがぴったり!
100均のトレイはA4が入るものが6個、子供たちの学校からの配布物など
それぞれ個別に管理できてとても便利です!
5人家族なので残りの1個は共用です。
オリジナル家具のいい点は
・サイズ決めて作ることができる
・素材を選べるので窓枠や建具の端材を使うことで統一感がでる
・手作り品なので修理が簡単
・世界に一つだけのものができる
結構いいでしょう?
自宅で使っているものなので興味のある方は声かけてください。
もちろん作成依頼も承りますよ。
内装のしつらい
いい部屋だなって感じる場所にはいろんな条件がそろってるんです。
光や風や外部の景色など自然なもの(そこにずっとあるもの)をうまく使っている。
手に触れるものにこだわっている(本物の質感、香り、風合い)
内装材の種類を減らすこと(統一感)
これを押さえておけばいい部屋だねってなります。
もちろん物理的な条件はクリヤするのは当然(断熱性能や収納量とか)ですが・・・
上の3つは設計するときの自分のルール的なもの。
新築もリフォームも変わりません。
実際のプランニングにはもっと深い部分で葛藤してます。
居心地のいい場所を作るのが楽しいです
(写真情報 内装リフォーム案件)
床:桜無垢フローリング
造作家具、天井はシナ合板にオイル仕上げ
デスクはタモ材+オイル仕上げ