2011年2月17日に、第26回「エアサイクルの家」フォトコンテストの表彰式が行われました。
こちらは全国400の加盟店が建てた家の外観や内観を出品。その中から優れたものを選ぶというものです。
昨年は『地元天竜杉で建てた木の住まい』ということで、古橋様邸の画像を出品させていただき、外観部門の優秀賞を受賞することができました。
今年は、なんと
■総合部門優秀賞
『東海道の松並木に建つあたらしい「和」の家』(萩田様邸)
■外観部門優秀賞
『夫婦ふたりの平屋建て「木組みの家」』(守屋邸)
■外観部門特選
『素材にこだわったダイナミックな大屋根の家』(新村様邸)
の3部門同時受賞をすることができました。
本部からも3部門同時受賞は初とのことでこれからも皆様に良い家を提供して欲しいとの言葉を頂きました。
旧東海道の松並木沿いに建つこのお宅は母屋に隣接した脇屋の新築工事。旧東海道の景観にふさわしい『和』の家をというご要望でしたが30代のお施主様のために昔ながらの和風建築にならないように設計しました。
外観はダークトーンの木目調に漆喰をイメージした白壁。
屋根には日本がわらを採用し、木部は塗装を施しました。
プロポーションを考えて階高を低く設定したことで外観のバランスが取れました。
内部も天竜杉の真壁造りで懐かしいけど新しいをテーマにすべて自然素材で仕上げました。もちろんエアサイクルの家です。
和でも洋でもなんでもデザインを損なわないで造れるエアサイクルシステムは魅力です。
内装も統一感を出すために使用する樹種を限定し、同一の塗料で仕上げました。
子育てを無事に終え、リタイヤをし夫婦ふたりで悠々自適も暮らしをするために新築を決めたお施主様。仕事を生かしたガーデニングが趣味で落ち着いた和風の家をご希望でした。
遊びに来る子供や孫たちのための広いリビングやダイニングは平屋の特性を生かした吹抜けになっています。ダイナミックな松丸太の梁は強さの安心感を与えます。
間取りや構造、プロポーションも日本古来の家のバランスを参考にしました。
新しい中にも幼少期を過ごした日本の家の良さを随所にちりばめています。深い軒は夏の日差しを遮り風雨から家を守り、濡れ縁ではお月見だってできます。
夏は窓を開けて濡れ縁でスイカを食べるお孫さんをイメージして設計しました。大きな切り妻屋根にも越屋根を設けて小屋裏(屋根裏)にたまった熱気を排出しています。
これも昔の日本の家づくりの知恵なんです。
長く愛せて住み継ぐ価値のある家が本物の長寿命住宅ではないでしょうか。
大家族(お子様が4人+大人4人)のための大きな屋根の家です。
『ひとつ屋根の下』がテーマのこの家は、主要道路沿いに立っていますが方位がずれていて、通風と日射の計画を考慮しました。西日をさえぎり風を通すことが課題でした。
お子様の成長に合わせて2階を可変的な間取りに。
将来のリフォームがしやすいことも在来工法も大きな特徴です。
大きな大空間のお宅ですが、エアサイクル工法の採用により冷暖房負荷の軽減をして部屋間の温度差をなくしています。
外観もシンプルで飽きのこないデザインを心掛け、素材にもメンテナンス製の高いガルバリウム鋼板を採用しました。